千葉市稲毛区のお筝教室 - 片岡啓一お箏教室
  • ホーム
  • ブログ
<教室のホームへ戻る
画像

沢井一恵先生

6/8/2020

0 コメント

 
久しぶりのブログです。

コロナウイルスのため、ぼくも御多分に漏れず出演する演奏会やレッスン、仕事など全てなくなり巣籠していました。
じっと家にいるのは辛く思えましたが、医療関係者や流通関係の方々など休みたくても休めない人たちが多くいる現状をみておとなしくしておりました。
今月からレッスンが再開になり、昨日2か月ぶりに師匠である沢井一恵先生のお宅に伺いお稽古をしていただきました。
自粛中にレッスン室が改装され、新しい木の香りの中でのお稽古はとても新鮮でした。
何よりも一恵先生と久しぶりにお目にかかれたことがこんなに嬉しいとは!

ぼくは初め千葉県船橋に教室を持っていらした若い先生に習っていましたが、ご主人の転勤で大阪に転居され先生の師匠に預けられました。
その後箏曲を専門的に学ぶため大学に入学したのですが、在学中にその先生がお亡くなりになられました。
卒業後どうしようかと困惑しておりましたが、思いきって一恵先生に電話をかけ入門をお願いしました。
講習会や演奏会などで顔は知っていただいていたのですが、ご多忙な先生のこと弟子にしていただけるか心配でした。
快く入門が許されて、今も月に2回お稽古に通っております。
先生の指導は技術的なものは厳格に、音楽的なものはぼくの音楽性を生かした指導をされます。
時々私ならこう弾くとか、忠夫先生はこのように弾いていらしたなど話してくださいます。
多くの弟子がお稽古に通っているので、前回のことはお忘れになっただろうと油断していると
「前回教えたわよ!」
と言われ冷汗が背中を滝のように流れるなどということもあります。
先生の前で弾くのはとても緊張しますが、レッスン後は落ち込みながらも充実感に満たされて帰路につきます。
まだ教えていただきたい曲がたくさんあるので、一恵先生にはこれからも付き合っていただきたいと思っています。

ぼくが長くお箏を続けてこられたのは、いい先生方に恵まれたからに他なりません。
自分も先生方のような信頼される指導者を目指して修行を積んでいきたいと思います。

まだコロナの終息には時間がかかりそうです。
みなさん、どうぞ気を付けてください!


画像
0 コメント

最近のこと

3/12/2020

0 コメント

 
画像
みなさん、お変わりありませんか?

新型コロナウイルスの流行により様々な影響が出ています。
自分に関しては出演する演奏会、聞きに行く演奏会、新曲の講習会、師匠の傘寿の会、高校の授業、子ども箏クラブレッスンなどが中止もしくは延期になってしまいました。
そのうえ感染防止のため外出を控えたほうがいいということで、家でのんびり過ごしています。
こんなに長期間、家にいるのは初めてです。
三月初旬に退屈しないように図書館で本をたくさん借り、読み終えた本を返そうと再び行ったら図書館も閉鎖されていました。
ニュースでは感染拡大による経済的損失も大きく、オリンピックも開催が危ういとのこと。
真偽不明な情報が氾濫しSNSで拡散しています。
手持ちのマスクが少なくなってきており不安です。
1日も早い収束を心から望みます。

話は変わって4月から新しい仕事をすることになりました。
幼稚園児と小学生を対象にした学習塾のアシスタント先生です。
お箏の仲間が室長をしていて、声をかけていただきました。
教科は算数と国語です。
算数(数学)は教員採用試験以降何十年も全くやっていなかったのでできるか不安です。
使用する教材を送ってもらい、今日から予習を始めました。
1枚目は図形の問題です。
記憶の彼方に、かすかに残っていました。
定規・コンパス・分度器が必要になり家中探したけれどあるはずもなく、先ほど文房具屋で入手してきました。
何かとても新鮮な気持ちです。
実際に授業が開始されたらまたご報告します。

家の前の桜並木はもう蕾が大きくなっており、気の早い花が一輪咲いていました。
今年は開花が早そうです。

くれぐれも感染しないようご用心ください!




0 コメント

新年会

1/5/2020

0 コメント

 
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

穏やかな天候でのんびりとした、いいお正月を過ごしました。
お正月の恒例行事があります。
2日に昔の教え子が来て、新年会をやります。
もう15年位続いています。
柏の高校での卒業生で、5人と今でもつながっています。
初めは本人たちのみでしたが、それぞれが結婚してお嫁さんも同席してくれるようになり、そのうち子供も。
今回は15人と1匹の大宴会に!
大人は飲んでしゃべり、子供は外でバスケやったり走ったり。
普段大人数で過ごすことがないので、自然にテンションが上がります。
ずっとこの新年会が継続できればいいなと思っています。

翌日は地元の神社に初詣。
混んでた!
行列の最後尾に並んでから30分弱、ようやく神前に到着。
1年の無事をお願いしてから、ぶらぶら散歩しながら帰宅。
やらなければならない曲が溜まっているので焦って練習を始めました。

今年もみなさんにとってよい1年になりますように!

演奏会のおしらせです。
3/27に桐朋芸術短大の卒業生で構成されている「桐の響」が開催されます。
今回は去年亡くなられた野坂操壽先生の追悼演奏会として行います。
ぼくは伊福部昭先生の「鬢多々良」に参加します。
この曲は箏、17弦の他に琵琶や雅楽の楽器、鼓などの打楽器も入る大掛かりな曲です。
お時間がありましたら是非ご来場ください。


画像
画像
画像
0 コメント

January 05th, 2020

1/5/2020

0 コメント

 
0 コメント

浮世絵

11/29/2019

0 コメント

 
1週間ぶりの青空です。
以前から気になっていた展覧会に出かけることにしました。

みなさんは浮世絵に関心をお持ちですか?
ぼくは前にも書きましたが大学生の頃から歌舞伎に興味を持ち始めました。
公演のプログラムに江戸時代の歌舞伎の様子を表した浮世絵が掲載されており、自然に浮世絵にも関心が生まれるようになりました。
色々な書籍を読み、また美術展に足を運んでいくうちに想像以上に奥が深い世界だということがわかってきました。

当時の浮き世絵は今でいうところのチラシのようなもので、芸術的な価値は認められていなかったようです。
陶磁器の輸出の際に割れないように品物を包んでいた紙が浮世絵でした。
海外では価値が認められていたので保存されましたが、日本では大半は破棄されあまり残っていません。
今回の江戸東京博物館の「大浮世絵」も大英博物館やシカゴ美術館等所蔵の絵が多く里帰りしています。
歌麿、写楽、北斎、広重などの作品が数多く展示されていますが、平日だったこともあり、あまり混雑せずゆっくり鑑賞できました。
ラッキーなことに、数年前長野県松本市の日本浮世絵博物館で見て一目で気に入った、広重の木曽海道六十九次の「大井」と再会できました。
この作品は雪の中を馬に乗って旅をする場面を描いたものですが、雪の日の妙にしんとした音ではない音が聞こえてくる絵です。
十分に楽しんで外に出ました。

もったいない位の晴天に誘われて両国界隈をぶらぶらすることに。
国技館の前を過ぎると、旧安田庭園があり無料(ここがポイント!)だったので入ってみました。
池を中心とした日本庭園で、和装の花嫁花婿さんが写真撮影をしていました。
その後駅の反対側にある回向院というお寺に行きました。
両国にあるお寺だけに相撲関係の石碑などがあり、奥に進むと意外な方のお墓が!
時代劇でおなじみの江戸時代の義賊鼠小僧次郎吉です。
墓石を削って持つと金運に恵まれるという言い伝えがあるらしく、おばさま達が前立の石を削っていました。
ぼくは一緒に削るのがちょっと恥ずかしかったので軍団が離れるまで待ち、その後削りました。
石の粉が手につく程度でしたがありがたくその粉を財布になすりつけました。
効果があったら後日ご報告いたします。

駅に戻ると隣にあった居酒屋が観光施設にリニューアルされていたので覗いてみることに。
真ん中に土俵があり、それを囲んでお店が数軒ならんでいて外国人観光客がたくさん買い物をしていました。
その中のお蕎麦屋さんで遅めのお昼を取り、総武線で昼寝しながら帰宅。

明後日沢井先生のお稽古があるので今から練習します。



画像
画像
画像
0 コメント

さんぽ

11/7/2019

0 コメント

 
久しぶりの更新です。
今日所用があり、浅草に行きました。
短時間で用が済み、また天気も良かったのでスカイツリー駅までさんぽがてら歩くことにしました。
普段なら旨いもの食べてそのまま帰宅するのですが、最近受けた健康診断で自分史上最も太っていることが判明、さらに腰回りにぷよぷよしたお肉がついてしまったので脂肪燃焼のため歩くことにしました。

吾妻橋を渡り、隅田公園に入りました。
ここは幼稚園生の時、時々親に連れてきてもらった場所です。
50数年ぶりに公園内を散策。
以前池の脇に茶店があって、そこでおでんを食べたことを思い出し探しましたが、無くなってました。
残念‼
公園から少し外れた所にすみだ郷土文化資料館があり、「教育紙芝居の出発」という展示があったので100円出して見学。
そういえば子供のころ紙芝居屋のおじさんが毎日来て、10円で駄菓子を買って紙芝居を見たなぁなど思い出しました。
公園沿いに浮世絵によく描かれている三囲神社(みめぐりじんじゃ)があるのでお参りし、さらに歩を進めました。
言問団子ってご存じですか?
在原業平の和歌から名前をつけた老舗です。
そこの息子さんがぼくの小学校の先輩でたまに一緒に帰ってました。
はす向かいにはこれまた有名な長命寺のさくらもち。
どちらかに寄って食べたかったのですが、脂肪燃焼のために我慢。
スカイツリー駅まで街並みを見ながら歩きました。
このあたりはまだ古い家屋が多く残っており、昭和を満喫しました。

ソラマチをぶらついてから構内へ。
なんと改札前にムーミンカフェなるものが!
話のネタに入ろうと覗くと、当然ながら若い女の子でいっぱい。
おじさんが入れる店ではありませんでした。
ムーミンが椅子に座ってこちらを見ていました。

東武線に乗りさんぽは終了。
15543歩、360キロカロリー。
この程度で肉は落ちるのでしょうか?

明日は近所をぶらつきます。

画像
画像
画像
画像
0 コメント

お別れ

9/4/2019

0 コメント

 
箏曲家の野坂操壽先生が8/27に急性白血病でお亡くなりになりました。

先生との出会いは桐朋学園芸術短大でした。
勿論、有名な先生なのでテレビや演奏会などでお姿は存じておりました。

お箏は他の流派の先生に定期的に教えていただくことは難しい世界です。
それが可能なのは大学だからです。
ぼくは幸運なことに野坂先生のレッスンを受けさせていただけることになりました。
初めての時、教室でどきどきしながら先生を待っていました。
先生はにこにこと笑顔で入ってこられました。
曲は「みだれ」でしたが緊張で手がうまく回らず、曲名通りみだれにみだれた演奏になってしまいました。
先生はやさしく緊張を解きほぐしながら、丁寧に指導してくださいました。
レッスン後、先生の古曲が大好きなので古典を教えてくださいとお願いし、それから色々な曲を習いました。

特に「残月」が印象に残っています。
中間部の手事(歌なしの箏のみの部分)をぼくのために弾いてくださいました。
その音楽に圧倒され、震えるくらいに感動しました。
いつかあのような「残月」を弾いてみたいです。

卒業後もお目にかかるたびに、頑張ってますか?と親しく声をかけてくださいました。
先生と巡り会えたことは幸運でした。
先生には多くのことを教えていただきました。
それを糧に、これからも精進して参ります。

昨日カテドラル教会で告別式がありました。
先生の穏やかな表情の遺影を拝見して、最後のお別れなのだということを実感し、とてもさみしく涙がでてきました。
野坂先生、天国でゆっくりおやすみください。

今まで本当にありがとうございました。



0 コメント

お別れ

9/4/2019

0 コメント

 
ここをクリックすると、編集できます。
画像
0 コメント

演奏会のおしらせ

8/7/2019

0 コメント

 
ぼくの所属している沢井箏曲院が今年で創立40年になります。
沢井箏曲院とは、故沢井忠夫先生が創設した比較的新しい流派です。
流派と言っても一般の方はピンとこないかもしれませんが、奏法や曲の解釈など同じ楽曲を弾いても結構な違いが出てきます。

ぼくは初め別の流派の先生に習っていました。
事情があって一度お箏をやめたのですが、しばらくすると無性に弾きたくなって再開しました。
その時の先生が沢井箏曲院の方で、今までと音の出し方が全然違うのに驚きました。
また曲も現代的なものを中心に教えて下さったので、自分の感覚にとてもマッチして楽しくレッスンを継続することができました。

今年は北海道から九州まで各地の支部で記念演奏会が開催されており、関東支部は今月25日に紀尾井ホールにて行われます。
合奏曲が中心のプログラムで、ぼくは最後の曲「吟遊歌」に出演いたします。
練習は2月から行われ、時間をかけて仕上げています。
練習会では普段会えない人たちとお目にかかることができ、楽しくまた刺激にもなります。
前売りは完売ですが当日券が多少出るようです。
お時間がございましたらお出かけください。


画像
0 コメント

結婚式

7/23/2019

0 コメント

 
先日結婚式に参列してきました。
新郎は柏の高校に勤務していた時の教え子です。
ぼくは1年生時の担任でした。
サッカーが好きで、根は真面目だけどユーモアがありみんなに好かれていた生徒でした。
ぼくは音楽しか教えていないので、書道を選択した彼とは朝と帰りのホームルームで顔を合わせるだけの関係でした。
2・3年生は違う先生のクラスでしたのであまり話すこともありませんでした。

ほかに2名ぼくに懐いてくれる男子生徒がおり、卒業して一緒にごはん食べに行く計画をたてました。
その日の数日前に1人が怪我をして来られなくなり、そのピンチヒッターとして彼が来てくれました。
そこから17年、ずっと関係は続いています。

彼は卒業して数か月後に銀座にある高級な老舗すし店に入り、修行を始めました。
初めの頃は手を傷だらけにしていました。
会うごとに、野菜を調理できるようになったとか、焼き物を手掛けられるようになったなど色々
話してくれました。
時が経ち、ようやく握れるようになったと聞いたときは我がことのように嬉しかったです。
今は彼の顧客がたくさんおり、海外にも出向いてすしを握っているようです。

一度だけ食べにい行ったことがあります。(高級なのでなかなか気軽にはいけないのです。泣)
白衣姿がかっこよく、イケメンな職人さんになっていました。
彼が握ってくれたのですが、味は勿論のこと高校時代を思い出して胸がいっぱいになりました。

その彼が美人で聡明な彼女と式を挙げました。
新婦さんは昨年12月のぼくのコンサートに来ていただいたので初対面ではなかったのですが
ウェディングドレス姿だとまた感じが違い、一層きれいでした。
うらやましいカップルです。

銀座のフレンチレストランでの披露宴。
料理が最高にうまかった‼
二人の心配りが嬉しかったです。

どういうわけか教え子2人と新郎を騎馬戦の騎馬に乗せる流れになり、何十年ぶりかで騎馬を組みました。
新郎がダイエットをしていたので何とかなりましたが、ちょっと腰にきました。

一番感動したのは、席票に「新郎恩師」ではなく「新郎友人」と書いてくれたこと。
ぼくはちょっと年の離れた友達だと思っていたので、同じように思ってくれていたことがとても嬉しかったです。

最高の気分で銀座の街を後にしました。





0 コメント
<<前へ
進む>>
  • ホーム
  • ブログ